
2009.04.29 更新

午前11時20分からの公式予選。まずはGT300との混走時間帯にビルドハイムがステアリングを握りコースイン。ビルドハイムが路面やマシンの確認をしつつ、基準タイムをクリアする作戦だ。全車のトップを切ってコースインしたビルドハイムは、計測1周目に1分58秒521をマークした。
ところが、開始後4分でGT300のマシンが130Rの立ち上がりでクラッシュしたため、セッションはいきなり赤旗中断に。多くのマシンが1周も計測を終えていない段階だったため、LEXUS TEAM LeMans ENEOSと同様にまず混走時間帯に基準タイムクリアを狙っていたGT500の多くは、再開後もドライバー交代せずそのままコースインするしかなかった。しかし、ENEOS SC430はすでに計測を終えていたことから、再開後のステアリングは伊藤が握ることに。終盤のGT500専有時間帯に向けて、アタッカーを務める伊藤がドライブする時間が長く確保できることは、少なからずチームにとってプラスになる展開だ。
コースに出た伊藤はすぐさま1分58秒141にタイムを更新すると、さらに1分57秒334として5番手につける。その後ピットイン&アウトをしてセットアップ修正を行ない、混走時間帯を12番手で終えると、セッションは最後の10分間、GT500専有時間帯に突入した。
朝の公式練習よりも気温、路面温度ともにかなり上昇している中、ENEOS SC430は伊藤のドライブで残り8分のところでコースイン。タイヤを温める時間を考えると、ベストのアタックができる計測はほぼ1周のみだ。まず2分ほどゆっくりとしたペースでタイヤを温めると、計測2周目を1分55秒003としてその時点での4番手につけ、チェッカーフラッグ掲示後のファイナルラップに賭ける。ライバル勢が相次いでタイムを更新する中、ENEOS SC430の最後のアタックは1分54秒750。タイムは上がった。しかし、ENEOS SC430のポジションは9番手。その後、他車のタイムアップでひとつポジションを落とし、なんと予想外の10番手に。スーパーラップ進出圏内である8番手以内に入れなかったのだ。
「午前中にタイムの出ていなかった他のマシンたちが帳尻を合わせる感じでタイムアップしてきて、加えて全体的に今回の予選1回目にはソフト系のタイヤを投入する陣営が多かった。そんな状況の中、ソフト系のタイヤをどうもうまく使い切れない状態だったんですよね。午前の公式練習で良くなかった部分をヘルプしてくれているところもあれば、逆にそこを強調してしまうところもあるという感じで……。特に路面が新しくなった東コースでそれが顕著に出てしまった」。そう振り返った伊藤は、「セットアップを詰め切れなかったということもあるし、自分のドライビングでもう少しうまく対応できていれば、スーパーラップに残れるくらいのタイムは出せていたんじゃないかということもある。それを考えると、期待してくれていたチームに対して申し訳ないという気持ちでいっぱい」と悔しがった。
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