SUPER GT インサイドレポート

2009.07.01 更新

セパン入りは万全の態勢を期して

前回大会の第3戦富士スピードウェイでは、本来の速さをようやくスーパーラップ進出につなげることができたENEOS SC430。しかし、表彰台を狙えたはずの決勝では、ピットでの作業ミスやコースアウトなどもあって6位に留まった。それだけに、LEXUS TEAM LeMans ENEOSはまさに必勝態勢で第4戦セパンに臨んだ。

マレーシア・セパンラウンドはクアラルンプール国際空港そばのセパン国際サーキットで行なわれる、シリーズ唯一の海外開催。熱帯特有の暑さがマシンとドライバーに大きな負担を掛ける厳しいラウンドだけに、チームは富士の実戦でクールスーツのシステムをテストするなど慎重に準備を重ね、ドライバーの伊藤大輔、ビヨン・ビルドハイムもトレーニングや体調管理をしっかりと行なって、ともに万全の体制でレースウィークを迎えていた。

第4戦セパン

「マレーシア入りしたのは走行2日前の18日(木)。富士が終わってから、鈴鹿サーキットでタイヤテスト(5月21-22日)などがありましたが、ドライバーの人数規制などもあり、今回僕たちは参加できませんでした。でも、山田健二エンジニアがそこに行っていたので、そこからのデータのフィードバックに基づいたタイヤ選択がうまく行ってくれれば良いなと。ドライバーとしては、富士から1カ月以上間隔が開いてしまうので、なるべくチームに顔を出してミーティングしたり、レーシングカートに乗ったりして、最低限の感覚が鈍らないように、体調管理を含めたトレーニングなどをやってきました。特別な暑さ対策はしていませんが、心拍数を上げるトレーニングとして短距離走なんかを入念にやったり。全力で走ることが最近の趣味でもあるので(笑)」と伊藤も暑さにめげず元気な表情でサーキット入りしていた。

ところが、走行初日となった20日(土)午前の公式練習は、コースイン直後こそドライだったが、2~3分後にスコールのような大雨が降り始め、1時間半のセッションの大半がウエットコンディションとなってしまう。セッション開始と同時にスリックタイヤでコースインした伊藤のENEOS SC430は、ものの数分でピットに帰還。セッション半ば以降、やや雨量が落ちたところでレインタイヤを履いてコースに戻ったものの、充分なセットアップの確認には至らぬまま、セッションが終わってしまったのだ。

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