SUPER GT インサイドレポート

2009.07.01 更新

第三者の目から見たENEOS SC430の第4戦セパン

SCORE6/10 まずはセパンでSC430勢が全体的に苦しむ中、ウエイトの状況もあるものの公式予選1回目、スーパーラップなどで速さを見せた点は◎。加えて、決勝でもファステストラップをマークするなど、「タラ・レバ」を言えばキリがないが、表彰台圏内でのフィニッシュは期待できた。それだけに序盤で勝負権を失ったトラブルは残念というしかない。入念にチェックしていた部分ということだが、再発防止には万全を期し、次戦以降は本来のパフォーマンスを結果に結び付けてもらいたい。

フリーライター。10シーズン以上にわたり、スーパーGT、フォーミュラ・ニッポン、全日本F3はすべて、ほかにユーロF3、マカオF3をカバー。『週刊オートスポーツ』『Racing On』『AUTO SPORT Web』に多数寄稿。イデア出身。

SCORE5/10 予選ポジションとタイヤ選択を考えれば、今回は優勝を狙えましたよね。こういう時のトラブルは痛い。パドルシフトの制御の問題だったと聞いていますが、やはりセパンの気温と何か関係しているのでしょうか? もしそうだとしたら夏場のレースが続くのでしっかり対策をしてほしいところです。トラブル修復後に決勝ファステストをマークしていますし(もちろんタイヤや燃料搭載の有利はあるでしょうが)、マシンのセットアップは詰まってきているように見えます。あとはよく言われる“流れ”を掴むことしかありませんよね!

言わずと知れた『週刊オートスポーツ』 編集長

SCORE6.5/10 今回のセパンでは、ENEOS SC430はウエイトが軽い部類に入っていたので、最初から上位を狙えることが予想された。その予想通り、予選1回目では2番手のタイムをマーク。スーパーラップに駒を進めたのは順当と言えた。スーパーラップではポジションをふたつ落としたが、これは仕方がない部分も。1月にセパンでテストを行なったニッサン勢や昨年とほぼ同じマシンを使用しているホンダ勢に比べ、SC430勢は今年作った新車である上にセパンでのテストも実施しておらず、データ不足の感は否めないからだ。しかも、ENEOS SC430が比較的硬めのタイヤを選択していたことを考えれば悪くない結果。しかし、決勝は残念としか言いようがない。せっかく予選で好位置につけ、決勝でも充分上位を狙えたはずなのに、そんな時に限って(パドルシフトの)アクチュエーターのトラブルに見舞われるとは……。それも前夜チームがトラブルで出ないよう、熱対策を施していただけに、まさに「ツキがない」のひとこと。あと足りないのは幸運だけと言ってもいいかもしれない。

10シーズン以上にわたり、スーパーGT、フォーミュラ・ニッポンはすべて、ほかにル・マン24時間レースをカバー。『週刊オートスポーツ』『Racing On』に多数寄稿。スーパーGT公式サイト、フォーミュラ・ニッポン公式サイトのレポート担当メンバーのひとり。

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