
2009.09.02 更新

前回の第5戦スポーツSUGOでは終始レースをリードしながらも、つかみかけた優勝を不安定な天候のいたずらによって失ってしまったLEXUS TEAM LeMANS ENEOS。それだけに、第6戦鈴鹿サーキット「Pokka GT SUMMER SPECIAL」に向けて、必勝態勢で臨んでいた。
例年レース距離1000kmで行なわれてきた伝統のこのイベントは、今年はその距離が700kmに短縮され、いっそうスプリント色の強い戦いになることが予想された。それでもエース伊藤大輔は、「どんなレースでも勝ちたいと思ってサーキット入りしますし、今回特別に気負うというところもなく、いつもどおりですよ」と自然体の構え。チームはSUGOのレース後、そのまま現地に残ってタイヤテストを敢行。そこで得られたデータをもとに今回持ち込むタイヤを選び、そのタイヤにもこれまで以上に自信を持っていた。
土曜日の公式練習は曇りがちの空の下、午前10時40分から始まった。そこではまず伊藤がENEOS SC430を駆ってコースイン。セッション前半は予選を意識したタイヤとセットアップの評価を行ない、1分57秒326というその時点でのトップタイムをマークする。その後、ステアリングを託されたビヨン・ビルドハイムがロングランなどを行ない、最終的に4番手というまずまずのポジションで走行を終えた。
「タイヤ的にも持ち込んだもので問題なかったし、良い確認ができました」と語った伊藤だが、今回の予選は通常のスーパーラップ方式とは異なるノックダウン方式が採用されている。3回のセッションを通じ、上位のマシンが次のセッションに進出する形で、S2(セッション2)とS3では異なるドライバーがアタックしなければならない。このノックダウン方式の予選に向け、山田健二エンジニアはS1、S2をビルドハイムに、最終セッションのS3を伊藤に任せる作戦を採った。
「S1では2台しか脱落しないということで、僕たちとしてもそこではプレッシャーはありませんが、S2を通過してS3に行けるのはスーパーラップと同じ8台なので、プレッシャーも多少あるし、そこは絶対に通過しなければならない関門でした。一方で、決勝を考えれば、S3できっちりハード系のタイヤでアタックしつつ、上位グリッドを獲得する必要があるということで、S2とS3でどちらにポイントを置くかという判断が難しい。ビヨンは柔らかめのタイヤが結構好きなので、ソフト系のタイヤでアタックするS1とS2をビヨンで行こうと山田エンジニアが決めました。S1がS2の練習にもなるし、S1で履いたのと同じソフト系のタイヤでS2もアタックできる、という考えです。まぁ言い換えれば、僕の方は、SUGO以外はいつもハード系でスーパーラップを戦っているという経験もありますから、S3は僕が行く形になりました」
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