SUPER GT インサイドレポート

2009.11.18 更新

全車イコール条件の中で

爽やかな秋晴れとなった土曜に比べ、やや雲の多い天候となった日曜のもてぎ。気温14℃、路面温度17℃となった午前8時45分、ドライコンディションでフリー走行が行なわれた。

このセッション、ENEOS SC430はスタートドライバーを務めるビルドハイムがステアリングを握ってコースインし、順調にメニューを消化。1分47秒920で4番手につけてセッション半ばにピットイン、伊藤に交代するすると、さらにセッション終盤に1分47秒537にタイムアップ。ENEOS SC430は6番手でこのセッションを終了し、その後のサーキットサファリの時間も有効活用し、決勝への準備を整えた。

フリー走行を終え、「昨日の朝、確認できなかったことを試しておこう、ということで新しいセットアップをいろいろ詰め込んでみたんですが、いまひとつこのコンディションではそれが機能しなくて。そこでミーティングの上、土曜のようにベーシックなレースセットアップに戻して決勝に臨むことになりました」と伊藤。しかし、決勝前の8分間のウォームアップにコースインしたビルドハイムは、気温20℃、路面温度24℃とコンディションが異なるも、「フィーリングはかなり良い。これなら大丈夫」とセットアップに太鼓判。チームもさらに自信を深めていた。

午後2時ちょうど、決勝のローリングが始まり、今季を締めくくる戦いが始まった。

第9戦ツインリンクもてぎ

スタート直後、落ち着いたスタートで3番手のポジションをキープしたビルドハイムは、トップに立った#36 SC430、2番手の#8 NSXの攻防を背後からうかがう展開。ビルドハイムの後方では、#38 SC430と#1 GT-Rが激しいつばぜり合いを演じており、ビルドハイムと4番手を争う2台のギャップはじわじわと拡大していく。4周目には#1 GT-Rが4番手に浮上を果たすが、この時点でギャップは5秒以上に開いている状況。さらに#38 SC430との攻防でタイヤを傷めていた#1 GT-Rは思うようにペースが上がらなくなり、ENEOS SC430は無理せずギャップを広げていく。この状況にピットからは、「タイヤをセーブしてポジションキープをしていこう」とビルドハイムに無線で指示が飛んだ。

予定どおりの展開でレース序盤が進む中、17周目の最終コーナー立ち上がりで#1 GT-Rがスローダウンし、#38 SC430が4位に浮上。#1 GT-Rはタイヤバーストに見舞われて上位争いから脱落していくが、相変わらずビルドハイムのENEOS SC430は順調なペースでラップを刻み続け、ピットからのタイヤの状況を尋ねる無線にも「タイヤは問題ない。まだ行ける」と頼もしい声が返ってくる。

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