第8戦 もてぎ Twin Ring Motegi

レポート

ENEOS SC430、痛恨のペナルティでタイトルを逸す

 スーパーGTの2010年シーズンもいよいよ最終戦。ツインリンクもてぎ(栃木県)での第8戦を迎えた。第7戦富士は豪雨災害のため中止となり、LEXUS TEAM LeMans ENEOSとしては得意の富士を戦うことができなくなってしまったが、それでも首位の#18 HSV-010とは1ポイント差という僅差での最終戦であり、ENEOS SC430は事前のタイヤテストの好調もそのままにサーキットに乗り込んだ。

 土曜日の公式練習では、HSV-010勢と僅差の3番手につけ上々の滑り出しをみせたENEOS SC430は、午後の予選1回目をトップで通過。ノックダウン形式の予選2回目でも、伊藤大輔がトップにわずかに及ばずも2番手タイムをマーク。決戦に向けランキング首位の#18 HSV-010の横に並ぶフロントロウにつけた。

 迎えた日曜日、朝のフリー走行でもENEOS SC430は順調にメニューを消化。ベストタイムこそ9番手だったが、レースに向けて着実な手応えを得る。盤石の体制で逆転タイトル、そして今季初優勝に向けてグリッドに向かったビヨン・ビルドハイムだったが、チャンピオンに向けたプレッシャーなのか、グリッドへ向かう際にピット出口に出されていたシグナルを見落とす痛恨のミスを犯してしまう。

 2番グリッドに並んだ時から、この件についてサーキット内のモニターには審議中の表示が出されていたが、決勝スタート直後のオープニングラップ、トップの#18 HSV-010を追撃するENEOS SC430に、20秒のペナルティストップを課す表示が出てしまう。4周目にストップを行ったビルドハイムはなんとか追い上げに戻るものの、すでに上位陣とは大きな差が開いてしまっていた。

 ビルドハイムから交代した伊藤は、ポイント獲得を成し遂げるべく、残りのレースで必死の追い上げをみせたが、ラップダウンを挽回したところでレースはチェッカー。悲願のシリーズタイトル獲得はならなかった。しかし、伊藤はじめLEXUS TEAM LeMans ENEOSは全力で挑んだ最終戦を終え、早くも来季に向けて逆襲を誓っていた。

リザルト
11PETRONAS TOM'S SC430脇阪寿一
アンドレ・ロッテラー
1:37'19.52553BS0
218ウイダー HSV-010小暮卓史
ロイック・デュバル
0.3353BS0
317KEIHIN HSV-010金石年弘
塚越広大
15.32753BS0
435MJ KRAFT SC430石浦宏明
大嶋和也
15.70653BS0
512カルソニック IMPUL GT-R松田次生
ロニー・クインタレッリ
32.32653BS0
6100RAYBRIG HSV-010伊沢拓也
山本尚貴
32.9653BS0
78ARTA HSV-010ラルフ・ファーマン
井出有治
36.22353BS0
823MOTUL AUTECH GT-R本山 哲
ブノワ・トレルイエ
44.19653MI0
932EPSON HSV-010道上 龍
中山友貴
50.84153DL0
1024HIS ADVAN KONDO GT-Rジョアオ・パオロ・デ オリベイラ
安田裕信
1'05.17753YH0
1139DENSO DUNLOP SARD SC430アンドレ・クート
平手晃平
1'11.00953DL0
126ENEOS SC430伊藤大輔
ビヨン・ビルドハイム
1'16.86253BS0
規定周回数:37
  38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路
リチャード・ライアン
18 Laps 35 BS 0

勝 2010年10月24(日) 入場者数:32,000人
決勝レース14:00スタート(53 Laps / 254.4689 km)
ツインリンクもてぎ(4.8013 km) コース:ドライ
タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ダンロップ/YH:ヨコハマ
WH=ウエイトハンディキャップ(kg)
FASTEST LAP=1'17.691: No. 23 MOTUL AUTECH GT-R(ブノワ・トレルイエ)
No.23 スポーツマン精神に反する行為のため黒白線分旗が提示された。
No.32 スポーツマン精神に反する行為のため黒白線分旗が提示された。
No.100 スポーツマン精神に反する行為のため黒白線分旗が提示された。 サーキットデータ
第8戦 もてぎ
開催日 2010年10月23~24日
サーキット名称 ツインリンクもてぎ
コース全長 4.8013
レース距離 254.4689 km