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インサイドレポート INSIDE REPORT


「絶対に富士は勝つ」の思いで臨んだレース

 波乱の展開となった鈴鹿500kmを8位でフィニッシュ、苦しみながらも貴重な3ポイントを追加したLEXUS TEAM LeMans ENEOS。シリーズ争いも徐々に佳境に突入し、迎えた今回の第6戦。舞台は初戦と同じ富士スピードウェイだ。震災の影響で、第2戦という名称ながらシーズンの開幕戦として開催された前回の富士では、激しい雨の中で終盤トップをいく#23 GT-Rを追いつめ、優勝まであと一歩というところまで肉薄したENEOS SUSTINA SC430だけに、同じ舞台での今大会は最低でも表彰台、さらには優勝を視野に入れてレースウイークを迎えた。
「初戦の富士では2位に入っていますが、これまで富士におけるレクサス勢の武器でもあったセクター1で、明らかにライバル陣営にギャップを縮められていました。ですから、今回は特に最高速を中心にセクター1での速さにこだわった仕様でENEOS SUSTINA SC430を持ち込もうと思います。タイトル争いを考えれば、今回の富士は正念場。負けられない戦いになりますね」とレースウィークを前に語った山田健二エンジニアだったが、その言葉どおり土曜の走行開始からENEOS SUSTINA SC430は好調な走りを見せることとなった。

好調な滑り出しでスーパーラップへ

 午前9時15分から始まった公式練習では、コースイン直後から大嶋和也が1分36秒台で周回。さらに開始10分でいの一番に1分35秒台へと突入。今回持ち込んだニューアイテムである、スワンネック形状のリヤウイングステーなどを試しつつ、順調にセットアップを進めていくENEOS SUSTINA SC430は、時折ダンロップコーナーの進入で右フロントタイヤをロックさせるシーンが見受けられるものの、常にポジションはタイミングモニターの1〜2番手につける。
 ウォールに姿を見せ、山田エンジニアや黒澤琢弥監督と時折笑顔を見せるなど、終始リラックスした雰囲気の伊藤大輔も、後半大嶋に代わってステアリングを握り1分36秒台〜37秒台前半でロングランをこなしてセッションを終了。結局ポジション的には3番手ながら、LEXUS TEAM LeMans ENEOSは大きな手応えを得て予選1回目に臨んだ。
 スーパーラップへの進出権を争う予選1回目は、まず伊藤が混走時間帯に1分36秒360で基準タイムをクリアすると、大嶋に交代しGT500占有時間帯でのアタックに向けフィーリングを確認。早々に1分35秒782をマークしモニターの2番手につけた大嶋は、さらに1分35秒707にタイムを上げ、混走時間帯のENEOS SUSTINA SC430は6番手。
「予選1回目はソフトタイヤで基準タイムをクリアすると同時に、大嶋がアタックするに当たってのクルマの確認をしました。ユーズドタイヤでのチェックではありましたが、予選仕様のセッティングとして大きな問題もなく、ちょっとしたアジャストでアタックに向かうことになりました」とここでの手応えを語る伊藤。ウォールでは、大嶋のアタックを前に黒澤監督、山田エンジニア、そして伊藤の3人で「跳ねはどう?」「跳ねてはいますが、問題はないでしょう。フィーリングも良いし、この仕様は使えるんじゃないですか?」など、バランスの確認に余念がない。
 そしてラスト10分、アタックに向かった大嶋は、最初のアタックで1分35秒004をマーク。2周目に更新はならなかったものの、予定どおり5番手でスーパーラップ進出を果たす。



LEXUS TEAM Le Mans ENEOS 山田健二エンジニアに聞く
今週のENEOS SC430ってどんなクルマ?

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